2015年12月21日月曜日

ちょっとずつ



企画(集団?)の名前、変化しています。


最初・変更前)UMISUKUU 祭 → 変更後)祭りうみすく → さらに変更後)祭リウミスク


もうすでに2回のトランスフォームを重ねています。ふふふ

名前の変化はいったん落ち着きそうです。
ブログの説明文はちょこちょこと変わりそうです。
よければときどき抜き打ちチェックしてみられてください。

変わりながらもそのままであり続けるものというのは、とても不思議で魅力的。(な気がします。)
気になるアイツです。
たとえば月とか、水とか、ゼラチン(ゾルからゲルへと変化するもの)とか。

今日はのんびりといきましょう。
ゼラチンについて。
お時間のある方、よろしければお付き合いくださいませ。
ゼラチンは熱を加えたりさましたりすると溶けたり(ゾル化)固まったり(ゲル化)します。
その逆も然りの不思議なアイツです。
常に流動的に変化しながらも、なんとゼリーは美味しいまま!です。
(ゼリーが苦手な方は残念ながらその逆)

ある環境のなかで相互反応を起こした先に生まれる変化をごく自然、かつ貪欲に受け入れる。
そうでありながら積み重ねられてきた物質たちへの敬意と、生まれた瞬間から既に備わっている核(性質の根幹)の部分はそのままにあり続けるゼラチン。

ゼラチンになりたいウミスクです。
ゼリーが嫌いな方は煮こごり?とか、鶏肉を炊いたときのコラーゲン?
とかにあてはめてみてくださいませ。美味しそう。楽しいかもしれません!

さて、今日はめったにない(はずと思われる)初ののんびりブログ。
ゾルとゲルのお話も出たところで、突然の思い出コラムコーナー!
です。

~ゾルとゲルの思い出~
(或るウミスク談)

あれは高校二年生のいつ頃だったろう。

みんなに愛される熊さんのように可愛らしい担任、石川先生。(生物担当・男性)
その日の授業はゾルとゲルについての説明だった。
イメージしやすいようにと、石川先生は生徒のわたしたちにゾルとゲル両方の特性を併せもつ物質「ゼラチン」を紹介。

ゼラチンは、美味しいゼリーに欠かせないのはもちろんのこと、常に流動的に変化(ゾル化とゲル化を行き来)しながらも、その本質は変わらずに在り続ける。そんな説明があったかなかったか。
兎にも角にも、この不思議で魅惑的な物質のもつ世界感にうら若き高校二年生のわたしが心ときめかせたのはいうまでもない。

ゾルとゲル。
しかしいまなお続くわたしのゾルゲル愛、あるいはゾルゲル授業の鮮烈な記憶は、このとき感じたときめきとはまた別のところに由来する。
では何か。
それは、自らの身体をとおし見事にゾルゲルの世界観を演じ切った「プロフェッサー石川」その人の渾身のパフォーマンスだった。

その瞬間は突然訪れた。
黒板にゾルとゲルの図、説明をひとしきり書き終えた石川先生。
はらはらと白、黄、赤のチョークの粉。
板書を取る生徒。
なにやら前方から聴きなれない音が聴こえてくる。
ふとノートから黒板の方へと視線をずらす

「ゾルゾルゾルゾル~ゲル。ゾルゾルゾルゾル~ゲル。」
何かが、黒板の前を右から左へ、うごめきながら移動している。
石川先生だ。

ときどき長めに動いて、ときどき僅かに固まる。
「ゾルゾルゾルゾル~ゲル。ゾルゾルゾルゾル~ゲル。」
何度も何度も繰り返していたね、先生。
お元気でしょうか。

一往復。そしてまた一往復。
これがパフォーマンスアートというものか。ウミスクがパフォーマンスアートというものに初めて出合った衝撃的な瞬間であった。

そんなもんおかまい無しに先生のパフォーマンスは続く。

先生、お蔭様でわたしのゾルとゲルのシナプスはこんなにも固く繋がれて、一生離れそうもありません。そしてあのときのパフォーマンスとセリフはこの網膜と脳裏と耳の奥すべてに焼き付いています。

有難う(ございます)、プロフェッサー石川。
あれから随分時間も経ちましたが、わたしはいまだに感謝してもしきれません。
(或るウミスクの話を元に掲載しています)

―おしまい―

2015年12月20日日曜日

遅ればせではございますが・・・お詫び、そして御礼と御報告

【根っこはどこへゆく無事終了の御礼と記録】


二ヵ月ぶりの更新です。
まずはじめに、皆さまへお詫び(そして御礼)がございます!!

10月の「根っこは何処へゆく」上映会イベント、お蔭様で無事終了することができ、有難く思っておりましたが、当方このブログ上で皆さまへの御礼をすっかり忘れてしまっておりました!
なんという失態、、、。
大変申し訳ございませんでした。

あれから二ヵ月がたち、今年もあと二週間。
久しぶりにブログを開き我が目を疑いました。「おおお・・・」池田理代子先生のベルサイユの薔薇の登場人物さながらに白目をむきました。
冗談をいってる場合ではないですね、失礼いたしました。

イベント当日までの準備期間から開催当日まで、すべてにおいてたくさんの方に力を貸していただきました。
ご協力くださったみなさま、ご参加くださったみなさま、直接的に、間接的にやさしくかかわってくださったすべてのみなさま。
本当に、有難うございます。

今後とも企画活動は継続して参ります。
情報はごくマイペースではありますが、Fbやツイッタ―、このブログでご案内できればと思っています。
まだまだはじまったばかりの祭リウミスクではございますが、みなさま、今後ともよろしくお願いいたします!

【根っこはどこへゆく当日の記録

さて、10月の記憶を遡り、上映会イベント当日の様子をレポートしたいところではありますが、やはり記憶というものはごく曖昧なものですね、うう。詳細はすっかり忘れてます。

そのため今回は25日に行われたゲストトークでの会場の雰囲気を記録します。

当日のメインはなんといっても清水潤さん、加藤笑平さん、二人のゲストとのトーク。
会場へお越しくださったみなさまにとっては、普段めったに聴く機会のないスケボーの世界、尺八の世界の当たり前がどういうものであるのかを中心にトークは展開していきました。

福岡のプロスケーター清水潤さん(中央奥左)と監督野中克哉(中央奥右)
photo by Kanako Fujii


プロスケーターの清水潤さんとのトークでは現代でのスケボーの役割という視点で会話が展開する場面もあり、清水潤さんという方の秘めた思いも聴けたトークとなりました。美術家・身体表現活動家の加藤笑平さんとのトークでは、終始加藤笑平さんから監督野中克哉に対し素朴な疑問が投げ掛けられ、それに監督がひとつひとつ応えていくというスタイル。

当日会場に集まった方の中には知る人の少ない尺八やスケボーの世界の当たり前から、実状、また、それらの世界と監督自身がどのように向き合って来たのか。
この映画の核ともなる部分をソフトに深堀りする展開となりました。
あらゆる世界に共通感覚としてあるメインストリームとアンダーグラウンド。それ自体がなんなのかという疑問もこのトークの大きな軸となり展開しているような、そんなイベントでした。

また、会場には運転中も練習するほどの熱心さで尺八修行中の方、高校生のころからスケボーを日常にしてきた方、当然、普段はまったく接点のない方と、いろんな方が。
集まった方々はさまざまに別々の日常を送りながらもいまの監督野中克哉が在る世界を問うことで、映画のタイトルどおりひとつの大きな「根っこ」をそれぞれがどこかで意識してしまう、といった感覚もあったように思います。

ご参加いただいたみなさんのおかげで終始リラックスした状態でトークは終了。
この根っこはどこへゆく、上映会イベントは無事幕を閉じたのでした。
本当に有難うございました!

今後も、映画「根っこは何処へゆく」は全国を巡ります。という思いで監督野中克哉はこの映画をつくりました。
この福岡での開催以降も、既に仙台メディテーク、渋谷アップリンクなどでも上映がおこなわれました。もし上映の機会や上映場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ監督の野中克哉宛までご連絡いただけると幸いです。
「根っこは何処へゆく」はFacebook・twitterもありますので、お問合わせの際はそちらからご連絡いただけます。

Facebook

twitter

ぜひぜひ皆さま、今後とも映画「根っこは何処へゆく」をよろしくお願いいたします!



2015年10月24日土曜日

【明日スタート】開催情報と上映タイムスケジュール


上映会イベント「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」presented by Katsuya NONAKA

10/25(日)トークゲスト:清水潤・加藤笑平

開催情報:
入場料:1,000円 ドリンク:販売します
場所:FUCA(ふ~か) 中央区平尾3-17-13

上映タイムスケジュール:
【10/24(土)上映全7回】 
(1)1140-1230
(2)1300‐1350
(3)1420‐1510
(4)1540‐1630 
(5)1700‐1750
(6)1820‐1910
(7)1940‐2030
【10/25(日)上映全6回 1750~トーク・1930~トーク + 尺八演奏】
(1)1140-1230 
(2)1300‐1350 
(3)1420‐1510 
(4)1540‐1630
(5)1700‐1750
1750 - 1820 トーク with 清水潤
(6)1830‐1920 (最終上映)
1930 - 2100 トーク with 加藤笑平 + 尺八演奏

2015年10月22日木曜日

問い合わせ電話番号復旧のお知らせ

〈皆さま〉
お伝えしてましたお問い合わせ先の電話が復旧いたしましたので、取り急ぎ、お知らせいたします。
よろしくお願いいたします。

問い合わせ電話番号 080-9062-7950

お問合わせ先の電話番号について

<皆さまへお知らせ>


イベントのお問合せ先にと、数週間前購入したばかりの携帯電話、なんとこのタイミングで早速故障いたしました。こういうこともあるもんですね、絶妙なタイミングです。
現在、電話が通じません。

恐らく、22日中には復旧の予定ですが、復旧までのお問合わせは、お手数ですが下記メールアドレス宛にご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。

お問合わせ先メールアドレス:ma2riu3suku@gmail.com (担当宛)

電話が復旧いたしましたら、改めて、こちらのブログ、
Facebook https://www.facebook.com/umisukumatsuri にてお知らせいたします。

25日お手伝い見つかりました!御礼。24日引続き大募集中。

【お手伝い緊急募集・御礼と近況報告】

この度はお手伝い募集のご協力、誠にありがとうございます!
お蔭さまで、25日(日)の募集人数は定員に達しましたので、ご連絡させていただきます。

尚、24日(土)は引続き、お手伝いいただける方を大大大募集中です!

我こそはお手伝いするよ~という菩薩さま、もしくは観音さまのような方、ただの人間ですという方。
下記メール宛まで、ご連絡をお待ちしています。よろしくお願いいたします。

連絡先メールアドレス:ma2riu3suku@gmail.com (マツリウミク連絡担当)

2015年10月19日月曜日

【第二弾】トークゲスト加藤笑平参加のお知らせ

上映会 「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」 トークゲスト

美術家・身体表現活動家 加藤笑平 参加のお知らせ


10/24(土)・/25(日)開催の上映会イベント「根っこは何処へゆく」開催までいよいよあと5日となりました。

ここでまたもや吉報です。

この度、清水潤さんに続き、監督の話相手となってくれるゲストとして、うれしいことに美術家・身体表現者
加藤笑平さん(以下敬称略)の参加が決定いたしましたので、お知らせいたします。

なお、今回のトークゲスト決定に際しまして、タイムスケジュールに変更はございません。
監督トーク時間帯(19時半~登場時間未定)での対談となります。

10/25(日) 19:30~
トーク参加ゲスト

美術家 身体表現活動家 加藤笑平 / showhey KATO
showhey kato works: https://showheyhot.wordpress.com/ (2015)より画像転載

加藤 笑平 (かとう しょうへい) / Showhey Kato

自ら塩をつくり、米をつくる。
漁師と共に海に出た経験をもち、そしていまもなお米をつくり続ける前代未聞の美術家、身体表現活動家。

これら自然的行為のみならず、10代の頃より美術、工芸、デザイン、建築、自ら天草在郷美術館を立ち上げ、
館長を務めるなど、自身のアンテナに触れるありとあらゆるものを片っ端から、その肉体、精神へと、ひたすらに取り込み続けている。
それらを礎とする表現活動は、観ている者にとって何か危機的感覚すら覚える程に鋭く、凄まじいといっても過言ではないエネルギーを、まざまざと目の前に突きつけてくるかのようである。

かねてより描き続けている絵画と映像、廃材、土や塩、煤(すす)や錆などを用いたインスタレイション
+パフォーマンスという形態を用い活動する一方、精力的にモノタイプや油彩画の制作を続ける。東京―天草―福岡とさまざまに拠点を渡り歩き、現在は九州~関東間の幅広い地域で、その強烈な存在を知らしめている。


加藤笑平 作品 / showheykato works HP
https://showheyhot.wordpress.com/

加藤笑平パフォーマンス動画
Showhey Kato at IAFshop* -independence day`s evolutiondegeneration of lie and life -DIGEST
https://www.youtube.com/watch?v=myjIxW8eoqo

天草在郷美術館


今回、ギリギリまで参加を打診し、やっとこさみなさんにお知らせできるうれしい決定となります。

先日、監督の野中克哉は修行先である新潟の米農家で稲刈りをしていました。
そして、
風の噂によれば、今回ゲストとして参加してくれる加藤笑平も、どうやらほぼ同時期に稲刈りをしていたらしいという情報を入手。(真偽のほどはトークで質問してみましょう!)

まったく面識のない二人に、ただの偶然ではないなにかがある。
ぼんやりと感じていた可能性が、あくまで勝手にではありますが、確信に変わった瞬間。
二人が懸け合わさったとき、一体どのようなトークが展開していくのか。

いまからワクワクが止まりません。

2015年10月17日土曜日

【上映会お手伝い緊急募集のお知らせ】

【お手伝い緊急募集中】


来る十月二十四日、二十五日に開催の「根っこはどこへゆく」上映会イベントですが、現在、
当日お手伝いしてくださる方を探しています。

どちらか一日だけでもお手伝いできますという方、イベントにご興味のある方、予告編で既に映画の虜となった方、トークを聴きたい方、いつもデスクワークなんで身体動かしたいよ~というそこの貴方。

動機はなんでもけっこうです。お手伝いいただける、ただそれだけで本望です。有難き仕合わせです!

もしいらっしゃいましたら、下記電話番号、またはメール宛にどしどしご連絡をお待ちしています!
※お手伝いの内容は、会場の設置、受付、ドリンク出しがメインです。


ご連絡先:
UMISUKUU MATSURI  (担当宛) 
電話:080-9062-7950 
メール:ma2riu3suku@gmail.com

【第一弾】トークゲスト清水潤参加のお知らせとタイムスケジュール

上映イベント「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」トークゲスト

プロスケーター 清水潤 参加のお知らせ


ついに来週24(土)、25(日)と迫った映画「根っこは何処へゆく Future Is Primitice」上映会イベント。

来る、10/25(日)にはトークがあります。
ここでみなさまに吉報です。
この度、うれしいことに監督の話相手になってくれるゲストとして、福岡のプロスケーター清水潤さん(以下敬称略)の参加が決定いたしましたので、お知らせいたします。

なお、同日19時半からの監督トークとは別時間帯での対談となります。
詳しいタイムスケジュールは下記に記載しています。ぜひご確認くださいませ。

10/25(日)17:50~
トーク参加ゲスト

プロスケートボーダー 清水 潤 / Junn SHIMIZU 
パーソナルデータhttp://www.vhsmag.com/id/jun-shimizu/(2013年)より画像転載

清水 潤 (しみず じゅん) / Junn Shimizu

福岡を代表するプロスケーター。
おなじく福岡を拠点に全国各地で活動し、今年結成10周年となる九州を代表するスケートチーム 
"FLC PRODUCTION"でも自身や九州のシーンを発信し続けている。

FLC PRODUCTION HP (JUNN SHIMIZU page) 

今回、野中克哉との間で調整に調整を重ねてのうれしい参加決定となります。

当日(10/25sun)のタイムスケジュール


(1)1140-1230 
(2)1300‐1350 
(3)1420‐1510 
(4)1540‐1630
(5)1700‐1750 
1750 - 1820 トーク with 清水潤
(6)1830‐1920 
1930 - 2100 トーク+尺八演奏

福岡を拠点にプロとして活躍するスケーターの方にお話を聴く機会というのは、自分の知らない世界に遭遇できるめったにないチャンスかもしれません。
個人的にとても楽しみにしています。

みなさまぜひお誘い合わせのうえ、振ってご参加くださいませ!

2015年10月15日木曜日

地なし(無し)尺八とは

地なし尺八

虚無僧(wikipediaより転載)

「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」監督の野中克哉はもうかれこれ11年間、古典尺八奏者として尺八とともに人生を歩んでいます。

25歳の頃バンクーバーへ渡っていた彼は、尺八を演奏するきっかけになる出来ごとに遭遇。(詳細を知りたい方はぜひトークで質問してみてください。)

帰国後、これまでなんの縁もゆかりもなかった尺八の世界に入門するべく、ただただその熱い思いをだけもって弟子入りを申し入れた人物こそが、古典尺八奏者の奥田敦也さんでした。

「根っこは何処へゆく」Fbページ/出演者情報:奥田敦也氏

奥田敦也氏/尺八演奏動画
https://www.youtube.com/watch?v=-04JR2RPsP0

これまた6年ほど前に野中克哉本人と東京での再会を果たした時のこと。
自ら野山に生ける竹を刈ってきて、自ら切断、穴あけ、削り、整え、お師匠様のもとで尺八演奏の修行をしているとのこと。
監督本人が、あらゆるジャンルの音楽を聴き、ときに楽器を演奏し、その世界を深めていることは「もう~充分だよ!」というくらい知っていました。が、しかしまさか、尺八とは。

聴いたときはさすがによくわけがわからんと思いつつも、なんとまあすてきなことをはじめたものだと、静かに血が沸き立ったのは言うまでもありません。


さて、少し話がそれましたが、根っこは何処へゆくのFbページで紹介されるように、現在、
名実ともに地なし尺八奏者の第一人者である奥田敦也さんが演奏される「地なし尺八」というものが果たして何なのかを、ごくごく簡単ではありますが探ってみました。

「尺八」名前の由来
尺八は中国がまだ唐であった630年ころにできたという説が有力だそう。
王朝によってその測定基準は多少違ってくるものの、
当時、基本の音だとされていた「黄鍾管(こーしょうかん)」の長さが一尺八寸だった。
そのため、基準の音を出す管が一尺八寸であることがそのまま「尺八」という名称として
定着したものと思われる。というのが有力な説のひとつ。

そんな尺八の種類のなかには

・地なし尺八
地あり尺八(地塗り、地盛り、地入り尺八などとも呼ぶらしい)

というものがあるそうで、その音色は竹の肉厚やその太さによって、吹く人によって、全く異なる音色を生みだすそうです。

野中克哉が師事する奥田敦也氏は、この地なし尺八を演奏されています。


・地なし尺八
刈り取ってきた自然な竹本来のもつ性質をそのままに、節をぬいてつくられたものをいうそう。
この地なし尺八の音色は安定するというのがとても難しいそう。

・地あり尺八(塗り、地盛り、地入り尺八などとも呼ぶ)
竹の管内に下地入れという、竹の内側のデコボコをうめて、なめらかにして(個人的イメージで言うと金管楽器のようなかんじだろうか)つくられたものをいうそう。

もっと知りたい方はぜひ調べてみてください、いえ、手を抜いたわけではありませんよ。
あくまでざっくりとですので、厳密に知りたい方はぜひ調べてみられることをおすすめします!

と、本当にごくごくざっくり情報ではありますが、
あくまで主観的な想像によると、その音色こそが古典尺八を現在に繋げ、つくりあげてきたのではないだろうか。という仮説をわからないなりに立てつつ、当日の上映やトーク、演奏で検証してみたいものです。


2015年10月14日水曜日

「根っこは何処へゆく」と福岡のスケーターが集う場所

「根っこは何処へゆく」アパレルショップSQUASH(スカッシュ)DAIMYO & IMAIZUMI




「根っこは何処へゆく」はスケーター面と尺八面へのインタビューを軸に映画が展開していきます。

当然、福岡のスケーターの方たちにもぜひこの映画を観てほしい。
この問題は日本、いや、世界で起こっているのだから。

というわけで、福岡を離れてもう10年以上がたつ野中克哉にとっては随分事情が変わったであろう福岡のスケーターズショップ事情を探りました。

道端で偶然出会った親切なスケーターの方に、アパレルショップの「SQUASH」さんを紹介してもらい、早速いってみました。

SQUASHは、今泉と大名にも店舗があります。
ここにはたくさんのスケートボーダーの方たちが集うそう。

日頃スケーターの方たちと触れ合う機会が少ないのもあって、緊張していたのですが、みなさんの気さくでやさしい笑顔にほっとしました。
うれしかったです。

個人的な感想はさておき、
なんとSQUASH大名店ではSTREET ART EXIHBITIONが開催されていました!
そのフライヤーが上の写真です。
今回展示されていたのは沖縄県内外で活躍するグラフィティアーティストたちの作品。




作品数は100点以上。プライスリストもあって、たくさんのアーティストの名前。


小作品もたくさん。


日本画のような、鉛筆画。なかなか鉛筆で描くことは簡単なことではないそう。


とにかく作品数が多くて見ごたえがあります。

会期は10/17(sat)まで@SQUASH大名店 http://sqsh.jp/

グラフィティアートに興味のある方や、壁に描いてあるイメージしかない方、もちろんストリートファッションがお好きな方もよければぜひ遊びにいってみてくださいませ。



2015年10月10日土曜日

【重要】上映イベント当日の入場口について

【FUCAイベントスペース・入場口のご案内】


10/24(土)・/25(日)開催の上映会入場口について重要なお知らせです。

当日のFUCA(ふーか・中央区平尾)では、
下記の通りお時間帯でお入りいただける入場口が異なりますのでご注意くださいませ。

【当日の入場口】


◎午前11時〜午後12時(正午) ・・・ 建物正面右側の黒い扉


◎午後12時以降 ・・・ 同建物1F/ENOTON WORKS Stutio & Cafe」さん入口

FUCA・HP(地図はトップページ左下にあります)
http://fuca.asia/


FUCAが入っている建物《正面》


お手数ではございますが、御来場の際はお間違えございませんよう、よろしくお願い申し上げます。

2015年10月8日木曜日

【イベント情報】監督・野中克哉という男

- 分析 -
監督
野中克哉(のなかかつや/Katsuya Nonaka)という男
文 MATSURIUMISUKU



あの男が福岡に帰ってくる。


野中克哉はひと癖もふた癖もある、けれどごくふつうの男である、と思う。

こういうと「ふつうってなんだ!」という声が聞えてきそうな気もするが、
そこはあえてスルーさせていただきたい。

何の変哲もない4年制の大学で野中克哉本人と出逢った頃から、
なんとなくこの男を観てきたし、追ってきた。だからこそ、いま改めてそう思う

曲者であるが、ふつうの男。
えも言われぬ、どこか掴みどころのない男。
本人の気を悪くするつもりはさらさらないが、なんとなくそういう言葉が浮かんでくる。

この手で掴むことが容易ではない何か、けれどなぜかどこかしらで、必ず
「ぷっ」と吹き出させられてしまうような
何か」
を、ほどよくあたりに漂わせている。だから不思議だ。

そんな男「野中克哉」が、今回初めて映画を撮った。

ここで或るMATSURIUMISUKUによるふたつのエピソードを紹介したい。

KATSUYA NONAKA -episode1-

-思い起こせば大学生の頃、野中克哉という男はバイト先、クラブのイベント、友人宅、どんなときもかたくなに、スケートボードに乗って登場していた。ような気がする。
記憶とはあくまでいい加減なものだ。

大学のキャンパス内でも、当時、所謂、いまをときめく男女を尻目
彼は、タイルが貼ってあるすこぶる乗りにくそうでデコボコな地面を
「ガリガリガリーっ」音を立てて、
半径15メートルぐらいのひとが気付きすぎるくらい気付かれながら滑り現れ、
目の前を走り去っていったものだった。

あの音は思わず「ぷふーっ」吹き出した笑いとともに、いまもこの耳に刻まれている。

KATSUYA NONAKA -episode2-

5年ほど前になるだろうか。

東京で数年ぶりに野中克哉本人との再会を喜び、その別れ際のこと。

あの「毎日がどんたくか。」「毎日がお祭りか。」と、ひとりつっこみするほど
人で溢れかえる渋谷スクランブル交差点。
「じゃ!」
と、彼がスケートボードに足を携えたその瞬間、一ミリの迷いもなく炸裂したロケットスタート、
風の如くに走り去る後ろ姿。

またしてもここでわなわなと、もちろん吹き出してしまったことは
これを読んでいるみなさんも想像に容易いのではないだろうか

深くて、鮮烈。我が耳、脳みそ、心に刻み込まれている。
このときは「ガリガリガリーっ」って音は、そんなにしなかったんじゃないかと思う。
そう、記憶とはあくまでいい加減なものだ。

episode of KATSUYA NONAKA -了-


そうだとしても、憶えている。

ハードコアな男や。

当時、ポツネンと浮かんだひとつのことば。

じゃあハードコアの歴史について説明してみ?と言われてもごめんなさい、
それがし満足にどころか、ほとんど説明できません。

けれど、当時の印象として、そのことばがピッタリくるものであったことはたしかな気がします。

もしハードコアの歴史を詳しく知りたいひとは、自分で調べるか、
上映会の当日のトークで、もしくは本人に直接聞いてみてください。
もしかしたら色々話が聴けるかもしれません。

さて、今回、彼は映画を撮りました。
たぶん、撮る必要があったのでしょう。

一体どんな映画を撮ったのか。

これまでを観る限り、彼はいつどんなときも訴えかけていた気がします。
その対象が自己であろうと、他者であろうとも。

そして、
自分の目で、耳で、肌で、手で、足で、感じることを、何よりも大切にしていた。そんな気がします。

だからおそらく、今回の上映会で映画を観れば、何かしらを持ち帰ることは
できるんじゃないかなあ~と、ぼんやりとですが思っています。

せっかくだから、たくさんのひとに観てもらいたい。
そう思わせずにはいられない男(監督)、野中克哉。

今回は本人の希望もあり、2日間のイベント期間中、上映時間は午前中から夜までと、
正直映画館でもないのにけっこう長いです。疲れますが仕方ないです。冗談です。

だから益々、みなさんにはちょっと無理してでも観にきてほしい。
お待ちしています!

2015年10月4日日曜日

【上映スケジュール詳細】 10/24(土)・/25(日)上映 「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」Presented by 野中克哉

映画 「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」上映会イベント
詳細・上映スケジュールのお知らせ



イベント詳細

・開場時間:11:00
・入場料:1,000yen
・場所:FUCAイベントスペース
・ドリンク:販売有(オーダー任意)

TOPIC:
10/25(日)のみ監督来場あり。最終上映終了後、野中克哉監督本人によるトーク、尺八演奏を行います。


上映スケジュール(上映時間50分)

10/24(土) 上映回数 ‐全7回- (1)1140-1230 (2)1300‐1350 (3)1420‐1510 (4)1540‐1630

      (5)1700‐1750   (6)1820‐1910   (7)1940‐2030

10/25(日) 上映回数 ‐全6回‐   上映スケジュールは上記(1)~(6)に同じ
                                               
                                                 1930 監督登場、トーク+尺八演奏
                                                 2100 会場クローズ

みなさまぜひお誘い合わせのうえおこしくださいませ!






2015年10月3日土曜日

【10/24(土)・/25(日)開催】映画「根っこは何処へゆく Future Is Primitive 」上映イベントのお知らせ

10/24(土)・/25(日)映画上映イベント情報

来る10月24(土)・25日(日)、中央区平尾のFUCAにて福岡出身・野中克哉監督による
映画「根っこは何処へゆく Future Is Primitive」上映会を開催いたしますのでお知らせいたします。


上映スケジュールやその他情報はこちらのブログで更新していきます。

なお、UMISUKUU MATSURI Facebookページ、会場となるFUCAホームページでもご確認いただけます。
ただならぬ何かを感じさせる予告編もぜひチェックしてみられてくださいませ。


FUCAHP http://fuca.asia/

根っこは何処へゆく予告編動画
https://youtu.be/R6LbXeHCeMQ

作品解説:

尺八とスケートボード。 一見全く関係がないと思えるこの二つには 意外な共通点があり、 そして現代ならではの問題を抱えていた。 これは両者に留まらず、 現代に生きる我々全てに関係していることでもある。 尺八奏者とスケーターのインタビューを通し こうした共通点や問題点をあぶりだしながら 今後の自分たちが為すべきこととはなにか…を問うドキュメント。 時代と文明の流れの中で、 根っこは何処へゆく!?

Shakuhachi and Skateboarding.

They seem to have nothing to do with each other. But they actually have many things in common and also share the same problem.

The problem is not just for Shakuhachi or Skateboarding. It relates to all of us living in this modern world.

Through the interviews with shakuhachi players and skaters, this documentary reveals  the common things and the problem they share. Viewers will ask themselves this question; “ What should we do for the future?”

As time goes by and in this modern civilization, where are the roots heading up to?