2016年11月18日金曜日

企画後記#2 灯台とスプーン・安藤美由紀さんのこと

前回のブログ投稿から半年以上がたちました。
自らもビックリするこのスローペースぶり...

みなさん、ご機嫌いかがでしょうか。
祭リウミスクはもうなあなあに終了してしまったのだろうと思っていたそこのアナタ。
わかります。けれどすっかり騙されましたね。
ただマイペースすぎるだけです。
ふっふっ

さて、冗談はさておき今日は前回の企画グループ展でオープニングイベントや展示の照明を担当してくださった“安藤美由紀さん”のことを少し紹介させていただきます。



安藤美由紀

福岡で活動する演劇団体「灯台とスプーン」代表・役者。
福岡県出身。
2009年より役者として数多くの作品に出演する。
2016年「まがいものの乙女たち」2/19~2/21(紺屋2023 konya-gallery)
身体能力の高さから、しなやかな動きが得意であり意志の強い、独特な空気感をつくりだす演技が特徴。


安藤さんに出会ったときとても印象的だったのはその透き通るような  “声” でした。

聴いていると心地よいのです。
可愛さと艶やかさにスゥとなにかが通るような声の方だなあという。

個人的にはそう感じさせる声の主、安藤さんに冷え込む夜道話を聴かせてもらったのを思い出します。

彼女は自ら同じ大学のゼミ出身の田村さえさん、柳田詩織さんらと共に「演劇のための団体」を立ち上げ活動・運営しています。
団体の名は “灯台とスプーン”

安藤美由紀さんは、2009年から重ねた演劇活動の経験と、これからの演劇に対する自身の思いから、前所属団体の後押しも手伝って前記のお二人と再び集い、この団体を立ち上げられたそうです。

灯台とスプーンとは
http://www.toudaitospoon.com/about/

夜道を歩き安藤さんの話を聴いていると、彼女自身が抱く演劇の可能性に対する純粋な気持ちを垣間見たような気がしました。

また、安藤さんは「どんな演劇を思い浮かべているのか」というこちらからの問いかけに対し「演劇を演劇としてだけではなく、音楽や芸術とよばれるものとも同時に存在し得る“演劇”としての可能性」についても少し触れ話をしてくれました。
それを聴いていて、とても興味深い考えだなと個人的には思うのでした。

2015年2月の団体スタートから現在も継続的に公演を行っている安藤美由紀さん、そして灯台とスプーン。

前回行われた2016年2月の第二回公演では役者たちの演劇は勿論、ギター演奏によっても場面が展開するという光景を目の当たりにしました。脚本、演出共にすべて彼女たちのオリジナルによるものだそうです。

ここでおしらせです。
本日2016年11月18日〜20日まで、早くも第三回目公演となる「海をわたる獏」が、現在福岡市中央区平尾のFUCA(ふ〜か)で上演中です。

※チケットは予約制なので確認が必要です。

公演詳細・チケット販売情報
http://www.toudaitospoon.com/2016/07/03/umibaku-2/

FUCAホームページ/公演情報
http://fuca.asia/portfolio-view/baku-across-the-sea/

“演劇のための団体”という名のもとに活動を続ける彼女たちの“演劇”とは。

その可能性をぜひこの機会に確かめに行かれてみては如何でしょう。